ファクタリング詐欺の手口は?悪質事件の内容と手口を明かします

2018/12/08

ファクタリング詐欺の手口は?悪質事件の内容と手口を明かします

ファクタリングを利用するにあたり、気をつける必要があるの悪質業者による詐欺です。ファクタリング業界には詐欺業者もあり、場合によっては事件にも発展しかねない状況です。

悪質なファクタリング詐欺はどのような手口なのでしょうか。また、どのような業者が怪しいのでしょうか。詐欺の手口と注意点をご説明します。

悪質なファクタリング詐欺の4つの手口

具体的にファクタリング詐欺の手口にはどのようなものがあるのでしょうか。事件に発展しかねない悪質な手口を4つご紹介します。

詐欺手口1:手数料を安く見せかけて実は相場より高額な支払いを求める

ファクタリング詐欺の中でも多いものが手数料を安く見せかけるものです。相場よりも安い手数料を提示して経営者を飛びつかせる手口です。

この手口では実は手数料以外にも保証金などの名目でどんどんとお金を徴収されます。その結果、合計すると相場よりも高い手数料を取られてしまいます。

急いでファクタリングしたい場合には2社間ファクタリングを利用するのが一般的です。この場合、手数料の相場は10%から30%です。

しかし悪質な詐欺業者の場合には手数料が10%未満に設定されています。特に初回利用の場合に2社間ファクタリングで手数料が10%未満になることはありえません。

詐欺業者の場合にはファクタリングの契約時に必要な費用について説明をしてきません。契約後にあれも必要、これも必要とお金を請求してきます。そして実質的に高額な手数料を徴収されてしまいます。

詐欺手口2:個人の口座に売掛金を支払うことを求められる

ファクタリングは売掛金が入ったらファクタリング業者に支払いをしなければなりません。このときに個人の口座への支払いを求められることもあります。

通常、ファクタリングをするような会社が個人の口座に支払いを求めることはありえません。つまり、個人の口座に支払いをさせるのは詐欺の可能性があります。

この場合、ファクタリング業者の口座ではありませんので業者が入金を把握できません。その結果、支払いをしたにもかかわらず支払いをしていないものみなされます。

しかも、業者と振込みを求めた担当者は関係が無いなどと言い張り再度支払いを求めます。これを支払わないわけにはいかず、最終的には2回も売掛金を支払わなければなりません。

個人の口座に支払いをさせる手口もファクタリング詐欺の手口です。もし、契約した企業が個人の口座に支払いを求めてきた場合にはよく注意しましょう。

詐欺手口3:手数料に利子をつけて分割払いさせる

ファクタリングは手数料を差し引いて、残りの金額を利用者に振り込むものです。しかし、詐欺業者の場合にはこの手数料を分割させることがあります。

利用者からすると手数料を分割にできると初回に手に入る金額が増えます。資金繰りが良くなりますので手数料の分割はメリットだと考えていることも多いです。

しかし、この手口の悪質なところは手数料に利子が付くことです。また、その利子も計算してみると法外な利子であることも少なくありません。

この結果、初回に手に入る金額は増えますが利子で手数料は高額になります。気付いた頃には手数料でファクタリングをした意味がなくなっている場合もあり悪質です。

詐欺手口4:ファクタリングを装ってお金を貸し付ける

表向きファクタリング業者のように見えても、実は詐欺で儲ける闇金も存在します。これは事件となり逮捕されていることもある手口です。

この手口で騙そうとする業者はファクタリングのように見せかけてお金を貸し付けようとしてきます。売掛債権を担保とすれば良いような言い方をするのです。

そして、実際は売掛債権が担保では無いような貸し付けの契約を結ばせます。しかも貸し付けでありながらファクタリング手数料も徴収していきます。

売掛債権が入金されファクタリング業者に支払いをすると、この段階で貸し付けであるため利息が発生するなどと言われさらにお金を徴収されてしまいます。

これは説明と契約させる内容が異なる悪質な手口です。急いでいても契約書の内容などはよく確認しなければ騙されてしまいます。

ファクタリング詐欺の業者を見抜く方法

上記のようにファクタリング詐欺は色々な手口が利用されています。事件になっているものもあれば、小額で泣き寝入りしている人も居る状態です。

自分も同様の状況に陥らないようにするためには、ファクタリング詐欺の業者を見抜くことが求められています。

詐欺業者はその手口の都合からいくつかの特徴があります。その特徴をご説明していきます。

連絡先は固定電話ではない

一般的に企業が連絡に利用する連絡先は固定電話です。担当者のみ携帯電話のこともありますが、携帯電話メインのことは少ないです。

しかし、詐欺業者は実態を掴まれないために携帯電話をメインとすることが多いです。そもそも固定電話が存在しない場合もあります。

携帯電話だけでの連絡はファクタリングのみならず詐欺の手口でよく利用されます。固定電話を開示しない業者の場合には特に注意しましょう。

契約書の控えなどを渡そうとしない

こちらも一般的にはありえないことです。契約書はファクタリング業者と利用者の両方が持たなければならないものです。

ファクタリング詐欺業者は後からどのような契約をしたか分からないようにする手口もあります。契約してしまったのだから仕方ないとの方向に進めるのです。

この場合、自分の手元に契約書の控えがなければどうすることもできません。確認させないように控えを渡そうとしない業者は詐欺の可能性があります。

面談を実施しようとしない

ファクタリングは初回利用時に面談が発生します。面談で本人や企業と接触し、それを踏まえてファクタリングの可否を判断します。

しかし、ファクタリング詐欺の場合にはできるだけ相手には顔を見せない手口が多いです。顔バレすると後から不利になる可能性があるからです。

もちろん、ファクタリングですので全く接触せずに契約を完了させることはできません。ただ、他社で実施するような面談は実施されないことがあります。

また、面談を指示された場合でも面談場所が双方のどちらの事務所でも無い場合は詐欺の可能性があります。

悪質なファクタリング詐欺業者は事件になっている

大々的に報道されることは見ないのですが、ファクタリング詐欺業者は逮捕されることも増えてきています。警察もファクタリング業界を守るために動いています。

ただ、逮捕される業者が出るたびにさらに巧妙な手口でファクタリング詐欺をする業者も現れます。悪質な手口がさらに悪質なものとなっています。

どのような業界にも悪い輩は存在しています。ファクタリング業者の中には詐欺で事件になっているものもあると、警戒しながら利用することも大切です。

ファクタリングでの詐欺は自分で防ぐ

資金繰りに困っているとファクタリングが非常に優秀なサービスに思えてきます。そのため軽い気持ちで利用する人も多いです。

ただ、軽い気持ちで利用すると悪質業者に捕まり事件に発展する可能性もあります。つまり、利用する業者はよく調査して決定する必要があります。

ファクタリング詐欺から身を守るためには、その手口を理解しておくことが大切です。上記でご紹介した手口に該当する場合は怪しむ必要があります。

ファクタリング業者を利用するのは自分の判断です。その判断を間違えないためにも、詐欺の手口や悪質業者の特徴は常に頭の片隅にでも残すようにしてください。

keywords
財務でお悩みの経営者へ

カテゴリー一覧

財務ナビ おすすめ記事

  1. 自己資本比率の目安とは?

  2. 投資回収期間はどれくらいが適切?

  3. 売上高と利益は一体どちらが重要なの?

  4. 売上規模に合わせた資本金・自己資本比率の考え方

  5. 潰れにくい会社を作る!必要な最低現金預金残高はいくら?

教えて!QA

財務ナビに寄せられた経営者からの実際の質問に財務のプロ中田がお答えいたします。かなり具体的な個別ケースが出ておりますので、ぜひ参考にしてみてください

話題のキーワード

売上 現預金残高 売上高 短期貸付金 自己資本比率 債務超過 売上3億円超の財務戦略 保証協会付融資 創業融資 資金調達 資本金 創業時の財務戦略 プロパー融資 融資 基本の財務戦略