Q 銀行からの借入を相談しているときに、複数の銀行から「保証協会付融資であれば大丈夫ですよ」と言われました。またある銀行からは「うちは少額ですがプロパー融資も出せますよ」と言われました。こうした場合、借入の順番としてはどのように進めていけばよいのでしょうか?

Q&A

2017/07/11

財務に困っている経営者からの質問

Q 銀行からの借入を相談しているときに、複数の銀行から「保証協会付融資であれば大丈夫ですよ」と言われました。またある銀行からは「うちは少額ですがプロパー融資も出せますよ」と言われました。こうした場合、借入の順番としてはどのように進めていけばよいのでしょうか?
Q 銀行からの借入を相談しているときに、複数の銀行から「保証協会付融資であれば大丈夫ですよ」と言われました。またある銀行からは「うちは少額ですがプロパー融資も出せますよ」と言われました。こうした場合、借入の順番としてはどのように進めていけばよいのでしょうか?

財務のプロ 中田先生の回答

財務のプロ 中田先生

株式会社財務のプロ 取締役/財務コンサルタント中田
2004年より、某財務コンサルタント会社にて代表取締役社長でありながら、最前線の財務コンサルタントかつ税理士として、百数十社のクライアント企業を対応。年間延べ700件超の財務戦略立案、金融機関と年間延べ1,500回超の資金調達対応を実施。2017年1月、財務のプロを設立。

A  複数の銀行から融資OKと言われると迷ってしまいますよね。このような場合ですが、次の基本的な知識を知っておくだけで十分対応できます。

まず、保証協会は皆さんが借入をする際に、万が一の返済不能に備えて借入を保証してくれる各都道府県ごとに1つある機関だということです。支店はいくつもありますが、1つの機関です。ということは複数の銀行から保証協会付融資を受ける場合には、事前に借入金融機関を通じて保証協会に対して、今回の借入については複数の銀行から行いますよということを伝えて、承諾を得ていなければ無用なトラブルが起きてしまうということです。

保証協会としては1,500万円までの借入に対しては保証しますよと言っているにもかかわらず、複数の銀行(A・B・C)からA行からは1,000万円、B行からは500万円、C行からは500万円の借入をお願いしますと申込んでしまえば、保証協会の保証限度額を超えてしまいます。

こうした3股疑惑で不信感を買わないようにしなければなりません。

最初から、今回はA・B・C各行から500万円ずつの借入をしようと思っていますが大丈夫でしょうか?と銀行を通じ保証協会の承諾を得ていれば何の問題もありません。

またプロパー融資は銀行との相対取引になりますので、保証協会にお伺いを立てるようなものではありません。よって、保証協会付融資とは別進行で借入契約を進めていただければと思います。

ただし銀行としても保証協会付融資を実行して初めてプロパー融資を実行するという順番がほとんどだと思います。その辺りの手順は銀行とよく相談しながら進めていただければと思います。

カテゴリー一覧

財務ナビ おすすめ記事

  1. 自己資本比率の目安とは?

  2. 投資回収期間はどれくらいが適切?

  3. 売上高と利益は一体どちらが重要なの?

  4. 売上規模に合わせた資本金・自己資本比率の考え方

  5. 潰れにくい会社を作る!必要な最低現金預金残高はいくら?

教えて!QA

財務ナビに寄せられた経営者からの実際の質問に財務のプロ中田がお答えいたします。かなり具体的な個別ケースが出ておりますので、ぜひ参考にしてみてください

話題のキーワード

売上 現預金残高 売上高 短期貸付金 自己資本比率 債務超過 売上3億円超の財務戦略 保証協会付融資 創業融資 資金調達 資本金 創業時の財務戦略 プロパー融資 融資 基本の財務戦略