アフィリエイト業界の財務(資金)戦略を考える~みんなの財務研究~

2017/05/29

アフィリエイト業界の財務(資金)戦略を考える~みんなの財務研究~

みなさん、こんにちは。
みんなの財務スクール~中小企業のCFO~講師の湯原重之です。

今回のみんなの財務研究ではアフィリエイトを取り上げてみます。
アフィリエイトとは、サイトやブログで広告主の商品やサービスを紹介し、その商品やサービスが売れた場合に広告主から報酬を受け取るというビジネスです。

ですので、自社の商品やサービスを販売している訳ではありません。
販売代行の様なものですね。しかもフルコミッション(完全成果報酬)という仕組みです。
よってアフィリエイトをしている会社はサービス業という範疇に分類されます。

このビジネスの特徴は、自社の商品やサービスを販売しているのではなく、他社(広告主)の商品やサービスを売ることになります。
人気のあるもの、そうではないもの、これから来るであろうもの、高単価なもの、低価格なもの、それこそ様々な商品やサービスになります。

広告主はこうした自社の商品やサービスを紹介、販売してくれるアフィリエイターに対して、成果報酬で販売手数料を支払います。
アフィリエイターは成果報酬で受け取る訳です。

ここは財務研究の場です。
アフィリエイターが先行して資金を投入し、成果を出す。
成果に応じて広告主より報酬をいただく。

アフィリエイターの資金には限りがあり、単一商品、サービスに全額突っ込むなんて勝負は出来ません。
複数商品、サービスにまずは少額分散投資をして、成果を確認しながら、投資する金額に傾斜を付けていく。最適解を探すことになります。

自社の人材だけでは足りない。もっと同業のアフィリエイターを下請けで使おうと考えます。その方がスケールメリットが出て、アフィリエイターも集めやすくなります。

もっと財務を使ってみましょう。
自社が財務戦略を活用し、資金調達をする。資金的余裕を利用してアフィリエイター達に報酬支払の期間を短縮させることができ、もっとアフィリエイターを集めることが出来る。
自社の売上規模がレバレッジで大きくなる。更に調達力が付く・・・と好循環を狙おう。

リスクは広告主からの報酬削減です。もう積極的にはこの商品、サービスを販売しないことにしたことによる成果報酬の引き下げです。
このリスクに対応するためにも固定費となる社員ではなく、外注アフィリエイターとしておくこともありです。

ただ余りにも極端な戦略に移行してしまうと、金融機関からは単なるマネーゲームをしている会社と受け止められかねません。その辺りが金融機関との交渉で重要な部分になってくるでしょう。

財務戦略を正しく理解し、自社のビジネスモデルを金融機関がどのように見ているのかを正しく理解し、自社の財務内容を正しく説明できる経営者になって下さい。

その辺りがきちんとできている会社の損益計算書を見てみると、売上対税引前利益率は20%を超えて来ています。

本来の財務とは損益計算書ではなく、貸借対照表のマネジメントです。
こちらについては毎月開催している、みんなの財務スクール~中小企業のCFO~で解説しています。直近開催は5月30日、6月28日です。是非一度お申込下さい。

お申込はこちらから

それでは引続き、みんなの財務研究をお楽しみに。

財務でお悩みの経営者へ

カテゴリー一覧

みんなの財務 おすすめ記事

  1. 自己資本比率の目安とは?

  2. 投資回収期間はどれくらいが適切?

  3. 売上高と利益は一体どちらが重要なの?

  4. 売上規模に合わせた資本金・自己資本比率の考え方

  5. 潰れにくい会社を作る!必要な最低現金預金残高はいくら?

教えて!QA

みんなの財務に寄せられた経営者からの実際の質問に財務のプロ湯原がお答えいたします。かなり具体的な個別ケースが出ておりますので、ぜひ参考にしてみてください

話題のキーワード

売上 現預金残高 売上高 短期貸付金 自己資本比率 債務超過 売上3億円超の財務戦略 保証協会付融資 創業融資 資金調達 資本金 創業時の財務戦略 プロパー融資 融資 基本の財務戦略