東芝への預け金が急減!グループ間の資金集約について

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2017/05/29

東芝への預け金が急減!グループ間の資金集約について

みなさん、こんにちは。
みんなの財務スクール~中小企業のCFO~講師の湯原重之です。

先週のニュースで湯原が注目したのは、「東芝への預け金 急減」です。
ニュースの中心では、東芝のグループ各社が東芝本体に預けていた資金を東芝から引出して、東芝本体の預け金残高が急減しているという事が書かれていました。

湯原が注目した点はそこではなく、もっと後半に書かれていたことでした。

グループ内での資金集約は大手企業では一般的で、グループ内で資金を効率化できるほか、子会社としては銀行調達より金利が低い等のメリットもあった。

マジかぁ~って思ってくださいね。
中小企業ではそもそも一定の規模感である年商10億を目指し、絶対的な調達源泉企業をまずは作りましょう。
その後であれば、別会社、分社化等グループ企業、ホールディングス化ということも経営方針に入れていけるでしょう。

そうなれば、調達力のある会社で資金を調達し、又は資金を集約させ、調達力の低いグループ会社に資金を提供するということも可能であり、大手企業では一般的だと言っているのです。

ただし注意すべき点もあります。
資金を集約させ、グループ会社に資金を提供した会社の貸借対照表には、預り金や貸付金という勘定科目が出てきます。
貸付金は短期であろうと長期であろうと金融機関に対しては印象が悪いものになります。
貸しだした先の会社の財務状況によっては、返済可能性が低いとみなされ、実質貸倒として純資産の部合計から差引かれます。
最悪の場合、債務超過となりかねません。

よって決算期末までには出来る限り、一旦返済をしてもらってください。
またそうでないと安易に貸し付けることはリスクを伴います。

以上の様に、大手企業では一般的とはいうものの、そのままの形で中小企業が真似をすると思わぬしっぺ返しが来ないとも限りません。財務にとって重要な事は貸借対照表のマネジメントであることに気付いて下さい。

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それでは引続き、みんなの財務~ニュースを読む~をお楽しみに。

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