決算番付2017〜フリーキャッシュフローの増加額

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2017/06/05

決算番付2017〜フリーキャッシュフローの増加額

みなさん、こんにちは。
みんなの財務スクール~中小企業のCFO~講師の湯原重之です。

先週のニュースで湯原が注目したのは、「決算番付2017 フリーキャッシュフローの増加額」です。

フリーキャッシュフローとは純現金収支で、事業で得た営業キャッシュフローから設備投資などに使った投資キャッシュフローを差引いたもので、差額がプラスになれば、その資金の使い道は会社が自由に決められるものとなります。

大半の会社の使い道としては、借入金の返済で、この現金支出は財務キャッシュフローで表わされます。

記事では、ここ最近本業が好調な企業で営業キャッシュフローを伸ばした多くがフリーキャッシュフローの増加が目立つというのです。
また投資キャッシュフローを抑えても、結果としてフリーキャッシュフローは増加するとしています。確かにその通りですね。

しかし中小企業のCFOとして湯原が見ているところはそこではありません。

よくキャッシュフローを取り上げている書物を見ると・・・
営業キャッシュフローのプラスの範囲内で、投資キャッシュフローのマイナスにすること!と書かれています。
噛み砕くと、本業で得た資金の範囲内でしか投資(出店等)はしてはいけないですよ、という事なのである。

確かにそうかもしれませんが、中小企業だろうが大企業だろうが、1店舗の出店資金に大した差はありません。どの店舗も最低1,000万円強はかかっているのではないでしょうか?

逆に中小企業で1,000万円強の営業キャッシュフロー、誤解を恐れずにいうと利益を出しているでしょうか?大抵の中小企業はせっせと節税しています。

中小企業のCFOとしては、節税などはせずに、当然営業キャッシュフローはプラスで、投資キャッシュフローは出店等でマイナス、しかし投資キャッシュフローのマイナスは、金融機関からの設備資金で全額賄いましょう。

投資キャッシュフローのマイナスより財務キャッシュフローのプラスが上回れば、営業キャッシュフローのプラス分がそのまま全社の現預金増加額となっていきます。

というように、中小企業であるうちは手元現預金の範囲は規模的に限られていますので、徹底して金融機関からの融資を活用し、平均月商の3ヶ月分の現預金を保有できるまでは手元資金で勝負するなどというリスキーは経営判断をしないようにしましょう。

このように中小企業経営者が財務を継続的に学べる場として、みんなの財務スクール~中小企業のCFO~を提供しています。
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それでは引続き、みんなの財務~ニュースを読む~をお楽しみに。

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