知らないと損をする!?ファクタリング手数料の相場とは

2018/11/09

知らないと損をする!?ファクタリング手数料の相場とは

短期的に資金調達が必要などの理由でファクタリングを利用する経営者の方は多いです。ファクタリングを利用すれば最短即日で資金を手に入れることが可能です。ただ、時間面ばかりを意識してファクタリングの手数料には目が向いていない方も居ます。
実はファクタリングにも手数料の相場は存在しています。これを知らなければ資金調達をしようとして実は損をしてしまう可能性もあります。手数料で損をしたり、トラブルを起こすことが無いように手数料の相場について解説していきます。

【条件別】ファクタリング手数料の相場

ファクタリング手数料は条件によって相場が変動します。どのような条件のときにどの程度の手数料相場であるのかを以下にまとめます。

2社間ファクタリングと3社間ファクタリング

まずはファクタリングを利用するときに大きな検討ポイントである、2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの手数料の相場をご紹介します。

  • 2社間ファクタリング:売掛債権の10%~30%
  • 3社間ファクタリング:売掛債権の1%~5%

手数料を比べてみると、2社間ファクタリングと3社間ファクタリングには大きな差があります。それぞれの詳細は割愛しますが、2社間ファクタリングのほうがファクタリング業者のリスクが大きいことから手数料が高額になるケースが多いです。

また、後述するファクタリングに掛かる経費も2社間ファクタリングのほうが高額です。リスクと経費の兼ね合いから、2社間ファクタリングと3社間ファクタリングには手数料の相場に大きな開きがあります。

ファクタリングの種類

ファクタリングの種類によっても手数料の相場は変動します。ファクタリングの種類とそれぞれの手数料の相場についてご紹介します。

  • 一括ファクタリング:売掛債権の10%~20%
  • 医療ファクタリング:売掛債権の15%~20%
  • 国際ファクタリング:売掛債権の10%~15%
  • 保証ファクタリング:売掛債権の20%

一括ファクタリングは2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの選択肢があります。3社間ファクタリングであれば手数料の相場は10%程度ですが、2社間ファクタリングになるとリスクなども考慮され20%程度になります。

医療ファクタリングは3社間ファクタリングが基本です。3社間ファクタリングは手数料の相場が1%~5%とご紹介しましたが、医療報酬債権は支払いまでのサイクルが長いことから手数料が高額に設定されています。

国際ファクタリングも3社間ファクタリングが基本です。同様に手数料の相場は1%~5%ですが、国際的な対応が求められるため手数料の相場は割高です。ただ、比較的短期間で終了することから医療ファクタリングよりは低価格です。

保証ファクタリングは2社間ファクタリングが基本です。保障ファクタリングの場合、他のファクタリングとは少し性質が異なります。ファクタリング業者は売掛債権を買い取るわけではなく、売掛金が確実に支払われることを保障します。

つまり、もし倒産などで売掛金が支払われないようなことが発生した場合にファクタリング会社が所定の金額を支払います。手数料とは表現していますが「保証料」の相場であると考えたほうが分かりやすいです。

ファクタリング手数料の相場に幅が発生する2つの理由

ファクタリングの手数料相場にはある程度の幅があります。なぜ手数料には幅が発生してしまうのでしょうか。それには大きく分けて3つの理由があります。それぞれを簡単にご説明します。

手数料に含まれる経費の割合

ファクタリングを実施するためには様々な経費が発生します。具体的には以下のものが挙げられます。

  • 債権譲渡登記事務代行報酬
  • 債権抹消登記事務代行報酬
  • 債権譲渡契約書作成事務代行報酬
  • 各種印紙代
  • 交通費や日当などの実費 など

ファクタリング業者はファクタリングを実施するにあたりこれらの経費を負担しなければなりません。これらの経費は合計すると10万円から15万円程度になることが多いです。

仮に100万円の売掛債権をファクタリングする場合、10万円の経費が掛かっているとそれだけで10%もの手数料をファクタリング業者は請求しなければなりません。しかし、これだけでは儲けがありませんので上乗せして15%~30%程度の手数料を設定する必要が出てきます。

それに対して500万円の売掛債権をファクタリングする場合、10万円の経費が掛かっていても2%もの手数料を請求するだけで経費分は回収できます。そのため儲けの分を上乗せしても10%~15%程度の手数料を設定するだけで事業が成り立ちます。

売掛債権の金額が小さい場合、売上債権に対して経費の割合が大きくなってしまいます。そのため経費を回収するだけで手数料が多くなり、全体の手数料の割合が大きく見えてしまいます。

逆に売掛債権の金額が大きい場合、経費の割合は小さくなっていきます。経費を回収するための手数料は小さくなりますので、全体の手数料の割合は小さくなっていきます。

ファクタリング会社との信頼関係

ファクタリングの手数料相場に幅が出る理由には、ファクタリング会社との信頼関係の有無もあります。

これは単純な話であり、ファクタリング会社も新規にお付き合いする企業はまだ信頼関係を築けていないと考えています。信頼関係が無い≒リスクを抱えている状態と判断するわけです。その結果、基本的な手数料よりも数パーセントをリスク対策で上乗せさせた手数料が提示されることがあります。

逆に一つのファクタリング会社を長く利用していると信頼関係が築けます。そうするとファクタリング会社は今までリスク対策として上乗せしていた手数料を上乗せしなくなることがあります。むしろ、手数料を上乗せするどころかギリギリまで下げて自社を長く利用してもらいたいとを考えてくる場合もあります。手数料を下げてもらうことができたならば、基本的な手数料よりも数パーセント下がったもので提示されることがあります。

ファクタリング業者との信頼関係によって、基本的な手数料よりも数パーセントはプラスマイナスがありえます。このプラスマイナスがあることで、ファクタリング手数料の相場には差が生まれています。

心配なときは複数業者でファクタリング手数料を比較

実際にファクタリングを利用するとなると、提示されている手数料が相場に合致しているかが気になる部分でしょう。自分だけでは手数料の妥当性を判断することができない人も居ます。この場合には複数業者に見積りを依頼して、提示される手数料を比較してみましょう。どこも大きく差が無ければ、提示されている手数料はどれも相場に合致していると考えられます。

ただし、注意してもらいたいのは初回に依頼する業者と2回目以降に依頼する業者を単純に比較してはいけないことです。ファクタリングは2回目以降の手数料が安くなる傾向にあります。そのため、手数料相場の比較をするときにはファクタリングをはじめて依頼する業者同士で比較するようにしておきましょう。

比較した結果どの業者に依頼するかの基準は手数料が最も低い企業がおすすめです。相場に合致している手数料であれば安いに越したことはありません。ただ、手数料は安くとも経費が別途請求されないかは注意が必要です。手数料は安く見せて、実は実費などの諸経費は別途請求されてしまうと実質的な手数料は高額になってしまいます。

手数料の相場を理解すればファクタリングで失敗しない

手数料のことを何も考えずにファクタリングを利用すると、後で「失敗した」と感じてしまうことがあります。現金化にこだわるあまり、手数料で結果として損をすることも考えられます。

しかし、手数料の相場を理解していればそんなときでも一歩踏みとどまることができます。心に余裕を持ってファクタリング業者を選定するためにも、手数料の相場はよく理解しておきましょう。

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