Q&A
2017/10/01
- Q ベストな利益、投資比率を教えてください。起業しましてAmazonのように投資しまくりの会社でありたいと思っております。ただ投資しまくるとそのぶん利益を圧迫してしまいます。利益を圧迫するということは資金調達(借入)に支障をきたすと思っていますがどのようなバランスで投資と利益を実現すべきでしょうか?
- Q ベストな利益、投資比率を教えてください。起業しましてAmazonのように投資しまくりの会社でありたいと思っております。ただ投資しまくるとそのぶん利益を圧迫してしまいます。利益を圧迫するということは資金調達(借入)に支障をきたすと思っていますがどのようなバランスで投資と利益を実現すべきでしょうか?
- 株式会社財務のプロ 取締役/財務コンサルタント中田
- 2004年より、某財務コンサルタント会社にて代表取締役社長でありながら、最前線の財務コンサルタントかつ税理士として、百数十社のクライアント企業を対応。年間延べ700件超の財務戦略立案、金融機関と年間延べ1,500回超の資金調達対応を実施。2017年1月、財務のプロを設立。
A 投資をしたい=攻めの経営をしたいということなのでしょうが、攻めの経営のための軍資金(手元現預金)をどれくらい持っているでしょうか?その軍資金を金融機関から借りたいと考えていても、御社の事業計画の実現可能性と実現したとしての売上・利益の計画と目の前の実現させている売上・利益の現状から金融機関は融資をしてくれるでしょうか。
まずは金融機関を納得させるだけの売上・利益を実現させることが先です。
そうでない場合の資金調達方法は資本政策(エクイティ)による調達です。この場合も基本的には相手(投資家やVC等)が御社のビジネスモデル等に魅力を感じていただけないと資金は出さないでしょうし、エクイティなので株式を多少なりとも手放すことになります。
そうしたことを理解したうえでの回答ですが、投資から回収までの年数は3年を目安に投資をして、相応の利益を出すようにしてください。この場合、投資が先で回収が後になりますからくれぐれも検証なしのイケイケ投資は危険です。
またどれくらいの利益が妥当かということでいえば、御社の粗利益率に応じた目標とすべき税引前利益というのがあります。このバランスに関しては後述させていただきます。