Q&A
2017/10/11
- Q 会社設立をしようと思っており消費税がかからないメリットを享受するため個人事業主でまずは2年運営し、その後法人成りしようと思っています。この方向は間違っていませんか?
- Q 会社設立をしようと思っており消費税がかからないメリットを享受するため個人事業主でまずは2年運営し、その後法人成りしようと思っています。この方向は間違っていませんか?
- 株式会社財務のプロ 取締役/財務コンサルタント中田
- 2004年より、某財務コンサルタント会社にて代表取締役社長でありながら、最前線の財務コンサルタントかつ税理士として、百数十社のクライアント企業を対応。年間延べ700件超の財務戦略立案、金融機関と年間延べ1,500回超の資金調達対応を実施。2017年1月、財務のプロを設立。
A 事業を拡大させようと考えているのであれば、間違っていると思います。
確かに、個人事業主から始め、消費税がかかってくるようになる前に法人成りをするケースをよく見かけますが、設立した法人はあくまでも第1期目から始まります。
2年間個人事業主として事業をした後に法人になったとしても第3期目から法人がスタートする訳ではないということです。
個人事業主期間に消費税の納税が免除される金額はいくら位でしょうか?事業計画を立ててイメージしてください。事業計画の期間は5年とします。個人事業主2年+法人として3年です。
それに対して最初から法人として事業を開始して5年間の事業計画はどうでしょうか?
明らかに後者の方が売上・利益ともに拡大しているでしょう。
ほとんどの事業は軌道に乗るまでの期間があり、最初からトップスピードには乗れません。それほど個人事業主として免除される消費税額はしれているものです。