Q&A
2017/10/20
- Q 自己資本比率は高い方がよいのでしょうか?
- Q 自己資本比率は高い方がよいのでしょうか?
- 株式会社財務のプロ 取締役/財務コンサルタント中田
- 2004年より、某財務コンサルタント会社にて代表取締役社長でありながら、最前線の財務コンサルタントかつ税理士として、百数十社のクライアント企業を対応。年間延べ700件超の財務戦略立案、金融機関と年間延べ1,500回超の資金調達対応を実施。2017年1月、財務のプロを設立。
A 自己資本比率は高い方がいいに決まっている!って本当なのかなと感じます。
資本金300万円で創業した。このときの自己資本比率は100%です。
それでは1700万円調達をして、普通預金2000万円・借入金1700万円・資本金300万円の時に自己資本比率は15%です。
預金残高300万円と2000万円・・・どちらが安心して経営できるでしょうか?倒産リスクが低いでしょうか?
この借入が9700万円だったら、自己資本比率は3%です。しかし預金残高は1億円です。
自己資本比率は%なので数字のマジックのようなものです。預金残高はリアルな残高です。
健全経営を心掛けようと思えば、まず取り組むべきは高いキャッシュポジションを築くことです。
自己資本比率で一喜一憂することの内容にお願いします。中田の経験上、自己資本比率を気にするようにするのは総資産5億円を超えてくるころからでしょうか。