Q  資金調達|デットファイナンスとエクイティファイナンスのメリットデメリットを教えてください。

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2017/12/05

財務に困っている経営者からの質問

Q  資金調達|デットファイナンスとエクイティファイナンスのメリットデメリットを教えてください。
Q  資金調達|デットファイナンスとエクイティファイナンスのメリットデメリットを教えてください。

財務のプロ 湯原先生の回答

湯原重之

株式会社財務のプロ 取締役/財務コンサルタント湯原重之
2004年より、某財務コンサルタント会社にて代表取締役社長でありながら、最前線の財務コンサルタントかつ税理士として、百数十社のクライアント企業を対応。年間延べ700件超の財務戦略立案、金融機関と年間延べ1,500回超の資金調達対応を実施。2017年1月、財務のプロを設立。

A デットファイナンス=融資(返済義務あり)、エクイティファイナンス=資本(返済義務なし)と考えてください。

両社とも資金が会社に入ってくることに違いはないのですが、その性格は全く異なります。

デットは融資ですので借りた資金は約束通りの返済期間と利息を付けて返済すればよいだけです。つまり経営に関して金融機関が口をはさんでくるということは基本的にはありませんし、そのような権利はありません。

しかしエクイティとなりますと資本参加になりますので、資金の出し手はいわゆる株主になります。そうすると資金の出し手が経営に口を出してくることになったとしても、経営者サイドとしては当然のこととして受け入れなければならないですし、結果を求められます。これまでのような同族会社的ななれ合いは認められず、場合によっては経営陣の退陣を求められます。

 

なぜかというと、資金の出し手の利益が根本的に異なるからです。

デットの場合の資金の出し手である金融機関の利益は受取利息ですが、エクイティの場合の資金の出し手であるVC等(最近はCVCも増えました)の利益は基本的に上場益だからです。

 

最近の創業間もない経営者の中にはエクイティという言葉がカッコよく思えて、少額の資金で大きな比率の株式を占められ、将来スケールしていく過程において、初めて資本参加された意味を知り、経営に対する考え方の致命的な違いで会社を台無しにしてしまうというケースをよく目にします。

経営者はもっと資金調達の方法を学んで、成長のスピードを一気に上げる時までは、デットによる調達で企業価値を高め、小さな株主比率で大きな資金を調達できるようにしましょう。

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